包装のデザイン性を高めてヒット商品を生み出し、東北の企業を支援する「おいしい東北パッケージデザイン展2017」(東北経済産業局主催)の受賞作が決まった。グランプリには、マルハ産業(山形県庄内町)が販売する「通のカレー(庄内豚バラ軟骨カレー)」の包装を考案したデザイナー小木曽美季さん=inc.(東京)=の作品が選ばれた。グランプリと優秀賞の計8作品はデザイナーと企業が協議し、商品化を目指す。
 通のカレーは地元特産の庄内豚の味を生かすため、小麦粉を使わずスパイスを調合し作った商品。小木曽さんは、開発したマルハ産業の原田真行さんの人柄とこだわりを前面に出そうと商品名を「ハラダのカレー」に変え、原田さんのイラストをパッケージに描いた。
 優秀賞のうち、長門屋本店(会津若松市)の「新・ふくれせんべい(仮)」は高速シーパック(仙台市)の千葉静さんの作品が選ばれた。紙の箱に会津盆地をイメージした風景を描き、伝統菓子らしい懐かしい雰囲気を演出した。
 武田の笹かまぼこ(塩釜市)の「宮城のゆず(ゆず入り笹かまぼこ)」の包装は、デザイン会社フォワード(仙台市)の関戸美由季さんの作品。商品ターゲットの20~40代の女性を意識し、ゆずとササのモチーフを組み合わせ、ポップに仕上げた。
 デザイン展は今年で4回目。プロのデザイナーや専門知識を学ぶ学生から計660点の応募があった。受賞、入選作計163点は12月12~17日、仙台市青葉区の東北電力グリーンプラザで展示される。14日に青葉区のホテル法華クラブ仙台で表彰式がある。