秋田海上保安部は29日、男鹿市の宮沢海水浴場に26日に漂着した木造船で見つかった8人の遺体が20~50代の男性で、死後数カ月たっていたと発表した。秋田県警と合同の司法解剖で分かった。死因は2人が水死とみられ、他の6人は不明。
 海保によると、7人が30~50代、1人が20~40代とみられる。身長は155~170センチ。全員が黒のボタンシャツやズボンなどを身に着けていた。目立った外傷はない。
 身元の特定につながる所持品はなく、ライターや手袋、北朝鮮の10ウォン紙幣やハングル文字が書かれた紙片が見つかった。船内に漁網や救命胴衣などがあった。
 遺体は30日にも男鹿市に引き渡す。市が火葬し、無縁仏として葬る予定。船体は同海水浴場を管理する県が解体し、市が一般廃棄物として処理する。