東北大大学院理学研究科の佐貫智行准教授が29日、米沢市の米沢興譲館高で、「宇宙誕生の謎に迫る国際リニアコライダー(ILC)」と題して講演した。
 佐貫准教授は、素粒子の原理を説明しながら宇宙誕生の謎を解説し、解明にはILCが必要とされていると指摘。「古代からの宇宙観は少しずつ正しい方向に迫っている。正しい姿を認識していくのは重要なこと」と話した。
 ILCは宇宙誕生の状態を再現する巨大装置で、岩手・宮城両県にまたがる北上山地が建設候補地になっている。佐貫准教授は「ILCは研究分野のみならず、あらゆる分野の人材を必要とする。若い世代は今後の活躍の場として生かしてほしい」と呼び掛けた。
 講演会は東北ILC推進協議会と同校の共催。1、2年生と保護者ら約300人が聴講した。