サッカーJ3盛岡の運営会社「いわてアスリートクラブ」(盛岡市)の運営資金を着服したとして、業務上横領罪に問われた元運営会社副社長で会社役員平川智也被告(44)=盛岡市津志田南3丁目=の論告求刑公判が30日、盛岡地裁であり、検察側は懲役4年を求刑した。
 検察側は、被告が運営会社の財政再建を任されていたにもかかわらず、資金を自身が営む会社の借金返済などに充てたと指摘。「着服した額も多く、職務上の立場を悪用した極めて悪質な犯行」と述べた。
 弁護側は「着服金には運営会社に支出した分もあり、今後返済していく能力もある」として執行猶予付きの判決を求めた。被告は意見陳述で「反省している。罪を償い、返済していきたい」と謝罪した。
 起訴状によると、運営会社で事業資金の運用や調達、管理を任されていた被告は2016年3~4月、会社の口座から3回にわたって計4500万円を引き出し、うち約3600万円を着服したとされる。