東京電力は30日、福島第1原発3号機の原子炉格納容器の内部調査で得られた画像を鮮明化した画像と分析結果を公表した。制御棒を動かす装置の一部など圧力容器の中にあった構造物が、溶融燃料(燃料デブリ)と共に格納容器下部に落下した状況を確認した。
 3号機の内部調査は今年7月、水中遊泳型のロボットで行い、溶融燃料の可能性がある塊などを初めて映像で捉えた。鮮明化処理を施した画像を基に、格納容器に落ちた部品などの特定作業を進めた。
 制御棒を動かす装置の一部や燃料集合体のものとみられる部品の落下を確認した。溶融燃料が突き抜けた穴が、圧力容器の中心部だけでなく外周部にも開いている可能性も示された。
 圧力容器底部の温度計18基のうち12基が壊れていることも判明。東電は「事故後に設置した温度計などで、安定した冷却が保たれていることを確認している」と説明した。