東京電力は30日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器の内部調査を来年1~2月に再び行うことを明らかにした。前回調査で走行不能に陥ったことから、自走式ロボットは使わず、先端につり下げ型のカメラが付いたパイプを差し入れる方法で溶融燃料(燃料デブリ)の状況を調べる。
 カメラ付きパイプは今年2月のロボット調査に先立つ事前調査でも使用。当時は原子炉圧力容器直下の作業用足場に堆積物がこびり付き、複数の穴が開いた状況などを確認できた。
 今回は、広範囲を調べられるよう、パイプの長さを1.5メートル伸ばし、圧力容器を支える台座の内側にカメラを差し入れる。カメラをケーブルで下げながら、格納容器下部の損傷状況や溶融燃料の位置などを映像で捉えたい考えだ。
 前回は形状を変えられる「サソリ型」の自走式ロボットを投入したが、堆積物の破片が走行用ベルトに挟まり動けなくなった。
 2号機の前回調査では、東電が一時、内部の空間線量が推定で毎時650シーベルトの極めて高い値を計測したと発表。その後に測定ミスが判明し、実際は80シーベルトだったと訂正した。