青森県津軽地方の冬の風物詩「ストーブ列車」の今季の運行が1日、津軽鉄道(青森県五所川原市)で始まった。1930(昭和5)年の開業当初から運行し、88年目を迎えた。
 一番列車には台湾からの旅行客を含む100人が乗車。津軽五所川原駅(五所川原市)-津軽中里駅(中泊町)の全線20.7キロを約2時間で往復した。石炭を燃やすだるまストーブが客車1両に2台設置され、乗客は手をかざして暖を取ったり、石炭をくべる車掌の姿を写真に撮るなどした。リンゴジュースやストーブであぶったスルメも振る舞われた。
 初めて乗った弘前市の主婦葛原テツエさん(75)は「車内の造りが昔懐かしい感じ。ストーブで体もポカポカになった」と話した。
 来年3月末まで運行。12月中は平日に2往復、土日祝日は3往復し、来年1月からは毎日3往復する。