天皇陛下は皇后さまと共に、全国各地の災害現場を訪れて被災者を見舞ったり、地方の営みを幾度となく視察するなど常に国民に寄り添われてきた。東北6県で天皇陛下との思い出や、ねぎらいの気持ちを聞いた。

 体調を崩された時期もありましたが、日本の顔として長年公務に当たられました。外国の首脳をもてなすなど、精力的に活動されたと感じています。次の陛下には日本の象徴として、戦争のない平和な世界の実現に向けてできる限りのことをしてほしいと思います。
(五所川原市・高校2年・伊藤駿さん・17歳)
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 陛下は東日本大震災の被災地にも足を運ぶなど、常に国民の気持ちを第一に考えて行動されていました。退位に関する引き継ぎは大変ですが、国民のための決意なのでしょう。陛下の活動をそばで見ていた皇太子さまにも、陛下と同じような活動をしてほしいです。
(盛岡市・岩手県立大1年 古舘明香(さやか)さん・19歳)
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 ご高齢にもかかわらず被災地に何度となく足を運ばれた姿は、多くの人に強い印象を残されたと思います。11月、地元のイチゴ団地を視察された皇太子さまに声を掛けていただきました。陛下と同様、われわれに温かなお気持ちを向けてくださったと感じました。
(宮城県亘理町・農業・宍戸孝行さん・60歳)
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 国の象徴として責務を果たしてこられました。高齢で体調も思わしくないと聞くので、ご本人の希望に沿ってゆっくりと休んでいただきたいと思います。次の陛下には、今の天皇と同様、常に国民のことを思って公務に当たられることを期待しています。
(秋田市・主婦・田中ノブ子さん・68歳)
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 元気なうちに退位し、皇位を継承するのは良いことだと思います。長い間、一生懸命務められたので退位後はゆっくり休んでいただきたい。被災者を積極的に見舞われ、新しい皇室の在り方も示しました。皇太子さまにも、この姿勢を引き継いでほしいです。
(山形市・自営業・船山隆幸さん・58歳)
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 東京電力福島第1原発事故後に仙台市内で避難生活を送っている際、被災者を思う陛下の姿に励まされました。退位は仕方ないと思う半面、残念でなりません。来年6月には地元の南相馬市で全国植樹祭があり、市民の一人として陛下をお迎えしたいと思います。
(南相馬市・会社員・斎藤陽子さん・47歳)