日本穀物検定協会(穀検)の2017年産米の食味ランキングで、山形県や全農山形県本部などでつくる県産米改良協会連合会は、昨年まで県単位で出品していた県産米について、県内4地区から質の高い1または2地区のサンプルを選んで出品する方法に変更する方針を固めた。
 16年産のランキングで、主力品種「はえぬき」と18年産から本格販売される予定で参考品種として出品された新品種「雪若丸」が、ともに5段階評価の最上位「特A」を逃し、2番目の「A」にとどまったため、出品方法の変更を検討していた。
 出品する山形県産米は、高級品種「つや姫」と「はえぬき」「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「雪若丸」の5銘柄。いずれも県内を村山、最上、置賜、庄内の4地区に分け、食味の良い1、2地区のサンプルだけを出品する。
 穀検は従来、各銘柄について1地区1品種のサンプルで検査していたが、山形産はえぬきなど都道府県単位で出品された銘柄については、16年産から産地内2地区以上のサンプルを交ぜて検査するようになった。
 関係者によると、「はえぬき」と「雪若丸」は複数地区のサンプルを交ぜて炊くと食味が低下する傾向があり、16年産の成績不振につながった可能性もある。
 県は17年産での特A獲得に向け、はえぬきについては高い技術を持つ生産者を選抜、「特A獲得モデル圃場」を指定してサンプルの栽培を委嘱。雪若丸については、生産者がマニュアルに沿って栽培できるように各地で研修会を重ねるなど指導を強化してきた。