魚類買い付け販売業のト印(とじるし)商店(福島県いわき市)は5日までに事業を停止し、福島地裁いわき支部に自己破産を申請した。サンマの記録的不漁で資金繰りが悪化したとみられる。
 東京商工リサーチいわき支店によると、申請は4日付で負債総額は約5億円。1950年創業のト印商店はサンマを買い付けて販売する事業を主力に、86年に約18億円の売り上げを計上した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で減収が続き、収益力が低下。サンマの不漁が追い打ちとなり、自主再建を断念した。