岩手県が一戸町に整備した高森高原風力発電所が1月1日、運転を開始する。風車11基を設置し、最大出力は計2万5300キロワット。公営の風力発電所としては全国最大規模となる。

 年間発電量は一般家庭1万6000世帯分の使用量に相当する約5300万キロワット時を見込む。出力変動を緩和する蓄電池を備え、全量を東北電力に売電する。
 施設は地域の畜産農家らでつくる組合所有の放牧地を活用した。展望デッキを設置し、環境学習などに使用できる展示スペースも設けた。
 総事業費127億円。2016年3月に着工し、17年11月に運転開始の予定だったが、昨年8月の台風10号豪雨の影響で工事が遅れていた。
 県企業局業務課は「観光資源としても活用しながら再生可能エネルギー拡大の取り組みを進めたい」と話す。