新年の初競りに向け、ハウス栽培されたサクランボの出荷作業が4日、天童市荒谷の花輪和雄さん(68)の果樹園で行われた。
 周囲は氷点下の銀世界。初夏の暖かさに保たれたビニールハウスの中では、高級品種「佐藤錦」が真っ赤に実った。花輪さんの家族らが1粒1粒を摘み取り、丁寧にきり箱やパックに詰めた。
 初競りに合わせるため、サクランボの木を昨年6月に冷蔵庫で休眠させ、10月ごろからハウスに戻し、日中は20~25度、夜間は13度に保って栽培してきた。
 花輪さんは「秋口に天候が悪く、温度の管理が難しかったが、色づきも良く、高品質のサクランボができた。ぜひ味わってもらいたい」と話している。
 この日は120キロを収穫。東京・大田市場や天童市場などで5日の初競りにかけられる。全農山形園芸販売課によると、前年は大田市場、天童市場ともに500グラム(68粒)入り1箱に最高20万円の初値が付いた。