山形県酒田市の丸山至市長は5日の年頭記者会見で、映画「おくりびと」のロケ地として知られる同市の旧割烹小幡(かっぽうおばた)の建物を正式に存続させる方針を表明した。
 小幡は、建築家の高谷時彦氏による調査で、建築物として歴史・文化的な価値が高いことが判明。高谷氏は建物を2億円程度かけて改修し、飲食店と市民の交流施設とする利活用案も提起した。
 丸山市長は「頂いた提言内容で整備したい」と強調。整備時期については「(老朽化が進み)倒壊の危険性もあるので早期に着工したい。まず設計費を新年度当初予算案に盛り込みたいが、最終判断は予算案全体を見て行う」と語った。
 丸山市長は明治期に建った山居倉庫にも触れ、所有する全農山形などと国の史跡登録指定に向けた協議を進めていることを明らかにした。