豪雪地帯の山形県米沢市に暮らす高齢者の除雪作業を手助けする地元の学生グループが6日、今季の活動を始めた。初日は山形大工学部の学生約20人が手分けして市内の1人暮らし世帯計11軒を訪れ、家の周りに降り積もった雪を片付けた。
 今冬の米沢市は昨冬に比べて降雪が早い上に量が多く、高齢者世帯はどこも除雪に苦慮している。学生たちはスコップやスノーダンプを使って約3時間、汗だくになりながら作業に当たった。
 初めて学生ボランティアに除雪を依頼したという主婦渡部みえさん(77)は「4年前に主人を亡くしてから除雪が本当に大変。若い人にやっていただけるのはとても助かります」と喜んでいた。
 山形大工学部の研究室の有志が始めた活動は今年で12年目。現在は米沢女子短大の学生も加わり、「地域高齢者宅除雪ボランティア」として計65人が活動している。今季はこの日を含めて2月まで計5回の作業を予定している。
 除雪作業に伴う高齢者の事故は毎年続いており、こうしたボランティア活動は貴重だ。グループ代表の山形大大学院1年磯恭平さん(23)は「困っている高齢者の方々の力になれればと頑張っている。グループは年々メンバーが増えているので、さらに人数を集めて続けたい」と話している。