岩手県岩泉町の龍泉洞で7日、水の恵みに感謝する新年恒例の「龍泉洞みずまつり」があった。地元の若者らが地底湖の水を町中心部まで運び、豊作や家内安全を祈願した。昨年は2016年の台風10号豪雨の影響で中止となり、2年ぶりの復活となった。
 「えいっ」「えいっ」。龍泉洞の入り口近くの池で下帯姿の若者らが掛け声に合わせて水をかぶると、見守っていた地元住民らから拍手が起きた。
 身を清めた若者らは白装束で約2.2キロ走り、湧き水を町中心部に設けた氷のほこらに奉納。商店街には豊作を願うみずき団子が飾られ、小中学生のみこし行列が練り歩いた。
 町観光協会の八重樫義一郎会長は「水は時に猛威を振るうが、われわれにとって一番の恵みでもある。水との共生への思いを新たにしながら祭りを復旧復興の力にしたい」と話した。