昔ながらのねぶたの制作技法を伝えようと、第5代ねぶた名人千葉作龍さん(70)が、骨組みに竹を使うねぶたを作っている。青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」で今月末まで、制作風景を見学できる。
 千葉さんが手掛けているねぶたは「曾我(そが)五郎と御所(ごしょの)五郎丸」(高さ約2.5メートル、幅約4メートル、奥行き約2.5メートル)。千葉さんの父でねぶた師だった作太郎さん(故人)が1955年に制作した作品を再現する。
 竹のねぶたは50年代まで作られていたといわれている。次第に針金が併用されるようになり、70年ごろには姿を消した。
 千葉さんは「竹を使うのは50年ぶり。父の作品を手伝ったから懐かしい気持ちになるが、思い通りに曲がってくれないので難しい」と話す。スタッフで青森西高1年の三上颯さん(16)は「昔のねぶた制作者の偉大さを感じる」と述べた。
 施設内では14日まで、昔ながらの制作工程などを紹介する展示「よみがえる竹のねぶた」も開催。千葉さんのねぶたは完成後、館内で展示される予定。