青森県弘前市出身の美術家、奈良美智さんが手掛けた犬の巨大オブジェ「あおもり犬」。今年は戌(いぬ)年とあって、展示されている青森市の青森県立美術館には、一目見ようという多くの来館者が足を運んでいる。
 高さ約8.5メートル、横約6.7メートルの巨大オブジェは、地中から発掘されたように見立てた犬をイメージして作られた。県立美術館そのものが、隣接する三内丸山遺跡の発掘現場をモチーフにして設計されたことにちなむ。2006年の開業当初から屋外で常設展示されている。
 同館によると、例年の同じ時期と比べて来館者は2~3割も増加。撮影した写真を年賀状に使用する人や、ツイッターなどの会員制交流サイトに掲載する人が目立つという。
 経営管理課の葛西暁史主幹(44)は「年末年始に限らず、季節によって犬の表情が大きく変わる。戌年のこの機会にぜひ見に来てほしい」と話している。
 開館時間は10月から翌年5月までが午前9時半~午後5時、6~9月が午前9時~午後6時。入場はいずれも閉館の30分前まで。