サーバー管理などを手掛ける秋田市のエスツーは2月、小中学生向けのコンピュータープログラミング教室「ハックアカデミー for KIDS(フォー・キッズ)」を同市でスタートさせる。今後の学習ニーズを見込み、社員教育のノウハウを若い世代の育成に生かす。

 「信号機って、何で動いていると思う?」。昨年12月28日に同社が市内で開いた体験教室で、講師の浅野加奈さん(37)が受講者に問い掛けた。身近な機械でプログラムが動いていることを知り、興味を持ってもらうのが狙いだ。
 この日は小学1年~中学2年の男女15人と保護者が参加した。歩行者用信号機の模型を組み立てて、制御プログラムをパソコンで作成。実際に赤と青を点灯、点滅させて仕組みを学んだ。広面小5年の鈴木雄太君(11)は「難しかったけれど、動いてよかった」と話した。
 次期学習指導要領でプログラミング教育が必修となることや、人工知能(AI)の開発が進んでいることなどから、「子どもの選択肢を増やすため」(雄太君の母志乃さん)と通塾を検討する保護者もいる。
 エスツーはそうした流れを受け、新入社員の教育ノウハウを生かした塾の開講を決めた。インターネット上の決まり事などを学ぶ座学と、プログラミングの授業を各45分、毎週受講してもらう。2018年度以降、フランチャイズ展開を目指す。
 浅野さんは「プログラムの技術者は全国的に不足している。人材を若いうちから育てたい」と話す。
 入会金3万円、授業料は月額1万~1万5000円。体験教室は今月も開き、受講料4000円。連絡先はエスツー018(853)9761。