山形県酒田市の日本海総合病院を運営する山形県・酒田市病院機構などが設立を目指す地域医療連携推進法人「日本海ヘルスケアネット」の設立協議会が9日夜、同病院であり、参加9団体が新法人の設立合意書に調印した。母体となる一般社団法人を2月に立ち上げ、4月初旬の推進法人の県知事認定を見込む。
 9団体は高度急性期医療を担う日本海総合病院と精神科病院や特別養護老人ホーム、地元医師会など。代表者が調印した設立合意書に、新法人の理念や運営方針を明記した。県が進める地域医療構想の実現を図るとともに、医療、介護、福祉の切れ目のないサービスの安定的な提供を目指す。
 協議会では、3月に県議会と酒田市議会の議決を経て、4月に新法人を発足させる日程も確認した。
 推進法人となることで医療・介護人材の相互派遣や病床機能の分化促進、医療機器や薬品の共同購入・共同利用など経営の効率化が進むという。急性期病院から福祉施設まで連携を深めることで、地域包括ケア体制の充実も期待できる。
 病院機構の理事長を務める栗谷義樹・設立協議会会長は「地域の医療・福祉体制を維持できるよう、9団体で協力していきたい」と抱負を語った。