福島県会津若松市の冬の風物詩「十日市」が10日、市中心部の神明通りなどであり、新年の福を求める買い物客が大勢訪れた。
 日用雑貨や飲食品、漆器などの伝統工芸品を売る約400店が出店。「いらっしゃい」と売り子の威勢のいい掛け声が飛び交い、活気に包まれた。
 客のお目当ては郷土玩具「起き上がり小法師(こぼし)」。家族の人数より1個多く買うと子孫が繁栄するとされる縁起物で、起き上がる様子を確かめるなど品定めをしていた。「クルクルと元気で働けるように」との願いが込められた色鮮やかな「風車」も人気を集めた。
 十日市は会津地方最大の初市。安土桃山時代に会津城主となった蒲生氏郷が始めた「楽市楽座」が起源とされ、400年以上の歴史を持つ。