2020年東京五輪野球・ソフトボール競技の一部試合会場に決まっている福島県営あづま球場(福島市)の改修を巡り、県が内外野を人工芝にすることも視野に検討していることが10日、分かった。県内関係団体の意見を聞き、今月中にも方向性を決める方針。
 人工芝への改修は同日、日本ソフトボール協会が強く要望。応対した鈴木正晃副知事は「財源なども含めさまざまな観点から検討する」と述べた。
 現在の球場は内野が土、外野が天然芝で、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が内野の芝生化の必要性などを指摘。県によると、人工芝にする場合は外野も張り替えて統一する。
 日本ソフトボール協会は要望書で「天然芝ではなく人工芝での改修を」と強調。「国内外問わず内野が天然芝だったトップレベルの大会はない」ことなどを理由に挙げた。
 仮に天然芝に改修した場合は「ソフトボール種目の実施時期のみ内野の芝生を取り除く」ことを、WBSCが要望していることも記した。県庁を訪れた高橋清生専務理事は「(人工芝への)改修をお願いしたい」と鈴木副知事に要請した。
 県は老朽化したロッカールームなども含めた改修計画を月内にまとめ、2018、19年度の2年間で実施する予定。
 東京五輪野球・ソフトの主会場となる横浜スタジアム(横浜市)は人工芝。米大リーグは屋外の天然芝球場が多い。プロ野球の本拠地球場は、楽天生命パーク宮城(仙台市宮城野区)マツダスタジアム(広島市)が内外野ともに天然芝。