東北楽天を昨季限りで退団し、15年ぶりに古巣・西武に復帰した松井外野手が11日、東京都内で自主トレーニングを公開した。福浦(ロッテ)と並び現役野手最年長の42歳は「日米合わせて25年目のシーズン。ファンの前で背番号7が走っている姿を見せるため、自分を追い込みたい」と力強く語った。
 自主トレは東北楽天時代の後輩の伊志嶺、内田らと8日に始めた。「(野球の練習で)一番しんどいのは1月」と言うように、持ち味のスピードを保つため、瞬発力を高める運動を重視する。打撃や守備の練習にも妥協せず取り組んでいる。
 西武では94年から10年間、走攻守で抜きんでた看板の遊撃手として活躍。この間、チームは4度のリーグ優勝を果たしたが、意外にも日本一には届かなかった。「残り少ない野球人生。優勝と日本一を目指し、その一員になりたい」と全力を尽くす覚悟だ。
 打撃、走塁、守備全ての指導を担うテクニカルコーチを兼務する。選手としては「アピールしないといけない立場」と定位置争いに意欲を燃やす一方、初めてのコーチ業には「勉強しながらやっていきたい」と気を引き締める。
 「間違いなく気持ちは高ぶると思う」。2月に始まる春季キャンプ、再び西武のユニホームに袖を通す日を心待ちにしている。(佐々木智也)