福島県下郷町の2カ所に計2人の遺体が埋められていた事件で、福島地検は7日、福島市出身の住所、職業不詳半沢拓也さん=当時(37)=に対する傷害致死罪で、同県国見町藤田、無職星久宏被告(39)=殺人、死体遺棄罪で起訴=を追起訴した。久宏被告は半沢さんを殺害した疑いで再逮捕されたが、地検は「殺意を立証できる証拠がない」と判断した。
 起訴状などによると、久宏被告は2007年8月ごろ、福島市北中央3丁目のアパートで、半沢さんの胸などを素手で何度も強く殴り、死亡させたとされる。
 福島北署捜査本部によると、アパートには当時、久宏被告の弟のさいたま市桜区、大工星賢二被告(36)=死体遺棄罪で公判中=が居住。捜査本部は、久宏被告が犯行後、呼び出した賢二被告と、2人の出身地の下郷町に車で遺体を運び、町道脇に埋めたとみている。死体遺棄罪は3年の公訴時効が成立している。
 久宏被告は知人で二本松市出身の住所、職業不詳松田昭浩さん=当時(42)=を16年6月に殺害し、下郷町の阿賀川沿いの温泉跡地に賢二被告と共に遺体を埋めたとして起訴されている。