サッカーJ3のクラブがJ2へ昇格する際の基準の一つ「ホームゲームの1試合当たりの平均観客動員数3000人」は今季で撤廃されることが8日、秋田市内で開かれた会合で報告された。報告したJ3秋田の岩瀬浩介社長は、昇格に向けての後押しになるとの見方を示した。
 この基準の撤廃は1月末、クラブ経営が健全化されていることなどを理由にJリーグ理事会で承認された。昇格基準のうち、「リーグ戦で2位以上の成績」は現行通り。
 秋田の昨季の平均観客動員数は2364人(16試合)で、今季の昇格を目指すためには観客動員力が課題として指摘されていた。
 岩瀬社長は「昇格のハードルは一つなくなった。が、一人でも多くの人に試合を見てほしい」と語った。
 J2昇格のためには、クラブライセンスの取得が必要。秋田は昨季、本拠地のあきぎんスタジアム(秋田市)が必要な収容人数を満たさないことなどから取得申請を見送ったため、優勝しても昇格できなかった。
 スタジアム整備に関しては秋田市八橋運動公園陸上競技場を改修して暫定的に使うことにしており、関連予算案が秋田県議会と秋田市議会に提出される予定。
 8日に開かれたのは、福島とのホーム開幕戦(3月25日、秋田市八橋運動公園陸上競技場)で1万人の観客動員を目指すプロジェクトの初会合。協力する企業や団体に観戦申込用紙を配布し、家族や友人らを無料で招待する。