東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県と熊本地震で被災した熊本県の冬季競技に取り組む中高生12人が8日から、平昌冬季五輪に派遣されている。
 10日はいてつくような寒さの中、ノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒル決勝を観戦。7位に入賞した小林陵侑選手(21)=土屋ホーム=ら日本勢に声援を送った。
 小林潤志郎選手(26)=雪印メグミルク=、陵侑選手兄弟の母校の盛岡中央高2年で、ジャンプと複合の選手の谷地宙(そら)さん(17)は「2人は憧れの存在で目標にしている。五輪に出場したい気持ちが一層強くなった」と話した。
 複合の渡部剛弘選手(24)=宮城・ガリウム=の妹で、福島・猪苗代中1年の奈央さん(13)はジャンプの選手。「将来の五輪出場を目指している。この経験を生かしたい」と述べ、世界のジャンパーを見詰めていた。
 スキー距離の宮城・古川工高2年菅原優里さん(17)は「会場の雰囲気を味わえて感動した。世界中の人と一体になれることは素晴らしい」と語った。
 派遣は日本オリンピック委員会の復興支援事業の一環で、夏冬通して3大会目の五輪視察。日程は13日まで。ジャンプのほかアイスホッケー女子の試合などを観戦し、選手村も視察する。(平昌=佐藤夏樹)