仙台空港を利用したタイからのチャーター便ツアーの一行が9日、山形県新庄市を訪れ、最上中央公園で開催中の「雪国ワンダーランド」でスノーモービル体験など多彩な雪遊びを楽しんだ。仙台空港経由で山形県を訪れる外国人旅行者を増やそうという試みで、受け入れ側は手応えを感じている。
 「雪上を走って爽快感があった。仙台から雪景色を見ながら山形に来られて良かった」と喜んだのは、雪上バナナボートで遊んだタイ人観光客の女性(50)。今回が4度目の訪日で、お目当ては「雪」だった。
 チャーター便ツアーは、東北地方の観光事業者などでつくる「みちのくインバウンド推進協議会」(酒田市)が初めて催行。仙台空港を東北周遊の起点として活用し、仙台-バンコクの定期便再開にもつなげる狙いがある。山形をはじめ、青森や岩手などに分かれ、4泊5日の日程で六つのツアーに計約250人が参加した。
 推進協の河野裕喜事務局長(51)は「雪の魅力を十分に知ってもらえてよかった。インバウンド市場の恩恵を受けるには、窓口を仙台空港に一本化して、その後各地に分散させるのがいい。まずは観光客が直接東北に来る定期便を再開させるのが大事だ」と話した。
 推進協は今後もツアーを開催する計画だ。