仙台市議会2月定例会が13日開会し、郡和子市長が就任後初となる新年度の施政方針演説を行った。人口減少と高齢化に対し「人」と「まち」を軸に市政運営を進める考えを表明。子育てや教育、就業支援などを念頭に「人を育て、支えながら、そこで育まれた力が街の活力につながっていくような好循環を目指す」と強調した。
 郡市長は人口減少などに触れ「発展か、衰退か、都市の行く末を左右する分岐点にあり、新たな課題解決の手法が求められている」と主張。新年度の市政運営のテーマを「人とまちがともに育つ、新たな杜の都に向けて」と定め、3本柱の主要施策を説明した。
 具体的には、最優先と位置付けるいじめ防止対策や35人以下学級の拡充、産後ケア事業などを提示。定禅寺通の活性化など都心の再構築に引き続き力を注ぎ「持続的に活力を生み出す都市基盤を創り上げる」と述べた。防災環境都市推進の観点から、都市防災力の向上や、東日本大震災の経験を次代へつなぐ取り組みの推進を掲げた。
 市役所改革では「自らが先頭に立って改革を進める」と決意を表明し、職員が職務を進める上での心構えとして「現場主義」と、前例にとらわれない「創例(そうれい)主義」の実践を求めた。次期総合計画の策定に着手する方針も説明した。