東北電力は13日、原子力規制委員会の審査会合で、再稼働を目指して整備している女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の防潮堤(海抜29メートル)の設計を見直し、地盤改良工事を追加する方針を示した。
 防潮堤を巡り、東北電が大地震で数十センチ沈下する可能性を説明したため、規制委が懸念を示していた。
 東北電によると、追加工事は防潮堤直下の岩盤に達する部分までの地盤を強固にする計画。全長約800メートルの防潮堤のうち、盛り土した区間と、地中に取水設備があるため柱となる鋼管が岩盤に達していない部分がある区間の計約550メートルが対象となる。
 規制委は審査会合で「効果を確認しなければならないが、防潮堤が沈下しない構造にすることは理解した」と評価した。
 東北電は審査会合後「防潮堤はほぼ完成しているが、追加工事は可能。安全性への信頼が高まる」と説明した。女川2号機の再稼働の前提となる安全対策工事の2018年度後半の完了目標には変更がないとしているが、工事費は増大が見込まれる。