大河原署は13日、業務上横領の疑いで、宮城県内でスーパーを展開する伊藤チェーン(宮城県柴田町)の元事務経理担当社員の無職佐藤幸子容疑者(59)=東京都江戸川区松江1丁目=を逮捕した。横領した額は計約2億円に上るとみられる。
 逮捕容疑は2015年5月12日、東京都内のコンビニの現金自動預払機(ATM)を使い、同社名義の預金口座から数回にわたり計50万円を引き出した疑い。「生活費に充てた」と容疑を認めている。
 大河原署は横領した金が不動産の購入やギャンブルにも使われたとみて捜査。自宅など4カ所を捜索しており、詳しく金の使い道を調べる。
 同署によると、佐藤容疑者は1987年に同社に入って以来、本部の事務経理を担当。2015年5月から欠勤していた。同社は同6月、会社の資金の一部がなくなったと同署に相談し、佐藤容疑者を懲戒解雇した。伊藤チェーンの担当者は「管理不足で従業員やお客さまに迷惑を掛けて申し訳ない。今後は再発防止に努める」と語った。