昭和の青森市内を撮影した同市の写真家藤巻健二さん(82)の作品を集めた「藤巻健二写真集」を、市民グループ「青森まちかど歴史の庵(いおり)『奏海(かなみ)』の会」が発行した。1950~70年代の授業風景や青森ねぶた祭、当時の街並みや人々の表情などを活写した計300枚が掲載されている。
 写真集は藤巻さんがロケに同行し、スチル写真の撮影を担当した映画「八甲田山」の名場面も紹介。藤巻さんの同級生だった報道カメラマン沢田教一(1936~70年)と、劇作家寺山修司(1935~83年)の青森高時代の姿も写し出している。
 高校卒業後、地元の新聞社に勤務した後、フリーのカメラマンとして今も活動を続ける藤巻さんは「撮影した当時の思い出が鮮明によみがえってくる。懐かしい気持ちだ」と感想を述べた。
 写真集の発行を企画した奏海の会会長の相馬信吉さん(66)=青森市=は「10年ほど前に初めて藤巻さんの写真に出合い、感動した。本にすることができて本当にうれしい」と語った。
 A4判、約200ページ。税別2000円。連絡先は奏海の会017(777)0856。