秋田県は、県内のツキノワグマの目撃情報を詳細に載せた「ツキノワグマ情報マップギャラリー」を公開した。県のホームページから閲覧できる。地図情報自体は昨年3月に公開していたが、民間のソフトウエアを活用することで表示機能を充実させた。
 従来は県警から寄せられた目撃場所や人身事故の起きた場所、捕獲した場所計1300件をグーグルマップに表示。この1年間で13万件のアクセスがあった。
 今回、ESRIジャパン(東京)の自治体向け地図情報システム(GIS)のソフトを活用。目撃情報が集中したエリアが濃い色に染まるヒートマップ表示や、任意に選んだ地点の半径10キロ以内の目撃情報を表示することが可能となった。
 目撃情報の入力項目を増やし、クマの体長や親子連れかどうかが分かるようになった。スマートフォン用の情報マップも加わり、現在地周辺の目撃情報などが表示される。
 県内に生息するツキノワグマは2300頭と推計される。昨年5月には仙北市で山菜採り中の女性1人が死亡するなど、人的被害が相次いでいる。
 県自然保護課は「山菜採りシーズンが始まる4月後半から5月にかけて目撃情報が増える。外出先でもスマホで確認できるため予防対策に活用してほしい」と話す。