精密機械製造・販売のキヤノンプレシジョン(弘前市)は5日、三村申吾青森県知事を招き、産業用ドローン量産の発表会を行った。
 同社は小型モーターを生産していることなどから、ドローンを開発するプロドローン(名古屋市)の委託を受け、昨年1月に試作を開始。同6月に量産体制を確立した。現在、農薬散布機と作物の葉色分析機の2機種を組み立てている。年間1000~1500機の製造が可能だという。
 発表会では、三村知事が実際にドローンを操作し、機動性や操縦性を確認した。三村知事は「『メイド・イン・青森』のドローンは新たなビジネスにつながっていく。農業だけでなく、福祉などさまざまな分野で活用できる」と今後の応用に期待感を表した。
 販売を担うスカイマティクス(東京)によると、販売価格は農薬散布機で約300万円、葉色分析機約200万円。これまで大規模農家や農薬散布業者が購入しているという。
 キヤノンプレシジョンの野村義矢社長は「将来はドローンのモーターを自社生産していきたい」と話した。