秋田市内でコーヒー店を経営する青井陶器店が、江戸時代の発明家平賀源内をイメージしたドリップコーヒー「源内カウヒイ」を発売した。源内が秋田藩士にコーヒーを振る舞ったとする文献などを参考に、苦味が強く、濃いコクのある味わいに仕上げた。
 青井智社長によると、源内は245年ほど前に現在の仙北市角館町を訪問。角館の歴史をまとめた文献には、「秋田蘭画」や「解体新書」の挿絵を描いたことで知られる秋田藩士小田野直武に、源内が「南蛮茶」(コーヒー)を振る舞ったとの記述があるという。
 知人を通じて文献を知った青井社長が、「角館ゆかりのコーヒーを」と1年をかけて商品化した。
 南蛮茶は江戸時代の別の文献に「焦げくさくして味ふるに堪えず」と紹介されている。この記述を踏まえ、炭火焙煎(ばいせん)で苦味を強調して味わいの再現を試みた。
 商品のパッケージには源内が描いた油絵「西洋婦人図」を採用した。青井社長は「南蛮茶は真っ黒で、墨みたいと驚かれていたようだ。コーヒーを飲みながら歴史にも思いをはせてもらえればうれしい」と話す。
 価格は5パック入り1620円。
 連絡先は018(862)2746。