鶴岡市の善宝寺が、五百羅漢堂に収める約530体の羅漢像を初めて公開している。1855(安政2)年に建立されたが、長く非公開とされてきた。公開は4~6月と9~11月までの年2回とする予定。
 寺によると、五百羅漢は松前藩を拠点に漁業で富をなした商人らが漁の安全を願って寄進した。姿勢や表情、持ち物が全て異なり、堂内に自由に出入りできた時代には、3周すれば故人に似た像に出会えると伝えられてきたという。
 東北芸術工科大(山形市)の文化財保存修復研究センターが現在、20年計画で修復を進めている。
 尾花沢市の主婦三浦かよ子さん(69)は「寺に来たことはあるが、五百羅漢の存在は知らなかった。すばらしい宝物だ」と話した。