山形県内の公立高校入試で採点ミスがあった問題で、県教委は9日、公立高校全51校と県立中学1校を対象にした調査結果を公表し、34校で253件のミスが判明したことを明らかにした。新たな追加合格者はいない。
 採点ミスがあったのは山形東、酒田東、東桜学館中など。学校別のミスの件数は33件が1校、10~19件が9校、1~9件が24校だった。教科別は理科79件、社会57件、英語45件、国語39件、数学33件だった。採点ミスの内容は配点110件、正誤92件、集計49件のほか、転記に伴う誤記載が2件あった。
 1人で2件の採点ミスが見つかったケースも複数あり、影響を受けた受験者は242人。公立高入試は500点満点で、正しい合計点との差は最大でプラスマイナスとも10点だった。
 県教委は今後、全52校の数年分の入試答案を再点検する一方、ミス防止マニュアルを作る方針。記者会見で広瀬渉教育長は「高校教育の信用を失墜させる未曽有の事態。マニュアル作成に加え、教員の意識を変える必要がある」と述べた。