江戸時代から明治時代にかけ日本海や瀬戸内海を巡って交易した「北前船」の文化を伝えようと、劇団わらび座(秋田県仙北市)が、ミュージカル「北前ザンブリコ」の全国公演をスタートする。5月13日の山形県酒田市を皮切りに、北前船の寄港地を中心に全国20カ所以上で上演する。
 ミュージカルは、江戸から明治への過渡期が舞台で、一獲千金を夢見て乗船した若者の成長を通して北前船の隆盛や衰退を描く。
 酒田市役所で4月5日に行った記者会見で、山川龍巳社長は「北前船は地方と地方を直接結んで交流させていた。何でも東京が中心になった現代に、かつての交流の在り方を取り戻すムーブメントを起こしたい」と話した。
 全国ツアーは今年5~7月と2019年2~3月で、東北では青森県野辺地町や山形市を巡る。仙北市のわらび劇場では今年8~11月に上演する。