12日正午すぎ、岩手県宮古市田老小堀内で林野火災が発生し、岩手県は自衛隊に災害派遣を要請した。火は原地山(はらちさん)中腹から西側に向かって燃え広がり、山林約4ヘクタールが焼失し、延焼している。けが人はない。
 県などによると、現場は三陸鉄道北リアス線の摂待駅(宮古市)から南に約3キロ離れた国道45号西側。
 県は災害対策本部を設置し、消防署員ら約300人が出動した。消防車など約20台、岩手・宮城・秋田3県の防災ヘリコプターや自衛隊ヘリの計6機が消火に当たった。
 宮古地区消防本部によると、火勢は弱まったが、複数箇所から煙が立ち上っている。午後6時でこの日の消火活動を打ち切り、13日午前6時から再開する。
 田老小堀内地区の集会所には午後6時現在、8世帯15人が避難している。地区自治会長の畠山照雄さん(66)は「風が強くて消火活動は大変だろうが、早く鎮火してほしい」と話した。
 盛岡地方気象台によると、県沿岸部には出火当時、強風や乾燥の注意報が出ていた。宮古市では午後4時前に最大瞬間風速18.3メートルを記録した。