来日中のブータンのツェリン・トブゲイ首相(52)が12日、東日本大震災の津波被害に遭った福島県相馬市原釜・尾浜地区を訪れ、慰霊碑に献花した。
 慰霊碑には地区の207人を含め市の犠牲者458人の名前が刻まれている。首相はタシ・ドマ夫人(43)と共に花束を添えて手を合わせた。隣接する市鎮魂祈念館では、地区を襲った大津波の映像などを見て、その後の状況などを熱心に尋ねていた。
 これに先立って訪れた市中心部の桜丘小では、6年生約90人と交流した。児童たちがけん玉やあや取りを発表。首相がけん玉に挑戦して成功させると歓声が起こった。
 首相は「ブータンと皆さんとの強い絆ができた」と英語であいさつした。ブータンの記念紙幣が入ったお土産を児童に渡し、ブータンの雪の物語を披露。給食も一緒に楽しんだ。
 トブゲイ首相は10日に来日し、11日には安倍晋三首相と首脳会談を行った。13日に帰国予定。