「田園地帯に浮かぶ桜」として知られる登米市南方町の「千本桜」が満開となり、大勢の見物客が訪れている。
 農業用水路などの堤上にある市道6.9キロに、約1000本の桜が並ぶ。うち約700メートルは道の両脇に桜があり、「満開の桜のアーチ」を見物の車がくぐり抜けていた。堤の脇で菜の花が見頃で、薄桃色と黄色の花々が美しさを競い合う。
 千本桜は1968年、地元商店会が住民から寄付を募り苗木を植えたのが始まり。植樹を始め今年で50年を迎えた。15日に記念の「千本桜まつり」があり、南方文化協会のメンバーらが歌や踊りで盛り上げた。
 実行委員長の鈴木貞雄さん(78)は「1人1苗で始めた桜の植樹がここまで大きくなり、立派な花を咲かせた。宮城県北の千本桜として大切に育てたい」と話す。