宮城県名取市愛島地区の道祖神社(佐倍乃(さえの)神社)で15日、春の例祭があり、県無形民俗文化財「道祖神神楽」の一つ、「湯立之舞(ゆだてのまい)」が20年ぶりに奉納された。
 神楽殿の下に置かれた直径約60センチの金属製の釜の前で、松浦裕子宮司が祝詞を奏上。釜の中で沸騰した湯に舞い手が108本のクマザサを浸し、四方に振って災厄消除などを願った。
 道祖神神楽には18の演目があり、約400年前から宮司一族や氏子らが継承。演者が限られる湯立之舞は神楽師の高齢化などを背景に、1998年以降演じられていなかった。氏子から継承を懸念する声が出ていたところ、保存会に20、30代の神楽師が入ったことなどから復活させた。