秋田県大仙市は1日、8月25日に開かれる今年の全国花火競技大会(大曲の花火)で、観光客が民家に泊まる「イベント民泊」を試行すると発表した。民泊の活用で宿泊需要を地元により多く取り込むことを目指す。
 市内の一戸建て住宅10戸程度に20~30人の宿泊を想定。食品衛生法などに基づき素泊まりに限定し、送迎も禁じる。宿泊費は1万5000円を上限とする。
 市によると、大曲の花火は例年約70万人が訪れる。市内の宿泊施設47カ所は満杯状態となるが、計約2400人しか泊まれない。これ以外に約4万人の宿泊需要があると推計している。
 1日の記者会見で、老松博行市長は「市内に宿泊できるようになれば、交流促進や観光消費の拡大につながる」と強調した。
 東北でイベント民泊を実施しているのは青森県弘前市のねぷたまつりや同県五所川原市の立佞武多(たちねぷた)、宮城県沿岸のツール・ド・東北、福島県相馬地方の野馬追など。今年は秋田県羽後町の西馬音内盆踊りでも計画している。