世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級元王者の三浦隆司さん(33)=秋田県三種町出身=が指導する小中高生向けのボクシング教室が、秋田市の秋田県スポーツ科学センターで始まった。子どもがボクシングに触れる場をつくることで、競技人口が減り続けている競技の活性化を狙う。
 「ナイスパンチ!」「もっと肩を入れて」。小中学生21人が参加した先月下旬の教室には、リング上でジャブなどの基本動作を指導する三浦さんの声が響いた。子どもたちは掛け声に応えるように、三浦さんのミットめがけて全力でパンチを打ち込んだ。
 参加した男鹿市の美里小6年の渡辺敬仁君(12)は「漫画などでボクシングを知り、前から興味があった。大変だったけど楽しかった」と上気した顔で話した。
 三浦さんは金足農高卒。2003年にプロデビューし、13年にWBCスーパーフェザー級王者となった。4度の防衛に成功し、17年に現役を引退した。今年から、県体育協会のテクニカルアドバイザーとして県内の高校などで指導している。
 教室は県ボクシング連盟が、子どもたちにボクシングに親しんでもらうことで競技を活性化させようと、小学3年以上の小中高生を対象に企画。食生活に関するアドバイスやメンタルトレーニングも行う。
 三浦さんは「指導者として地元の秋田に貢献したいという気持ちがあった。教室を通じて、子どもたちにボクシングの楽しさを知ってもらいたい」と話した。
 ボクシング教室は毎週金曜午後6時半~8時に小中学生向け、土曜午前9時半~午後1時に高校生向けにそれぞれ開かれる。年会費500円。連絡先は金足農高018(873)3311。