福島県双葉郡8町村でつくる双葉地方広域市町村圏組合は11日、東京電力福島第1原発事故に伴い休止中の火葬場に関し、広野町に代替施設を新設するとともに双葉町の従来施設を復旧する方針を明らかにした。
 組合議会の議員全員協議会で説明した。時期は未定。議会などの理解を得て正式決定を目指す。
 従来の「聖香苑(えん)」は双葉町の帰還困難区域にある。住民はいわき市など避難先の火葬場を利用している。自治体外からの利用は割高なことに加え、地元での火葬を望む声が出ていた。
 広域圏組合は2014年に代替施設の整備を決め、立地先を選定していた。一方、双葉町が昨年、国の認定を受けた特定復興再生拠点区域(復興拠点)に聖香苑が含まれ除染が可能になったことから、要望の強い早期再開へ復旧も決めた。
 各自治体の帰還住民はまだ少なく、新施設の在り方や復旧の規模などは引き続き検討される見通し。