史上初の米朝首脳会談で注目される12日は、東北に住む私たちにとって特別な日だ。1978年6月12日、宮城県沖地震が発生した。今年で40年になる。
 2日後の14日も同様だ。2008年6月14日、岩手・宮城内陸地震が起きた。今年で10年になる。
 宮城県沖地震は金華山沖を震源に発生。マグニチュード(M)7.4と推定され、宮城県で27人、福島県で1人が死亡した。ブロック塀や石塀の倒壊などで犠牲者が相次いだ。
 岩手・宮城内陸地震は岩手県内陸南部で発生した直下型地震で、M7.2。宮城県14人、岩手県2人、福島県1人が亡くなった。宮城県の4人、秋田県の2人が依然、行方不明になっている。
 死者・行方不明者が1万8000人を超える東日本大震災の甚大な被害に隠れているが、6月12日と14日が訪れるたび、二つの地震が残した爪痕を思い出す。
 報道部震災取材班を中心に二つの地震の特集を準備している。「恐ろしさで震えました」。宮城県沖地震を経験した女性の証言は今でも生々しい。被災の記憶をつなぐことは地元新聞社の役割と信じている。
(報道部長代理 山野公寛)