習慣は、なかなか変えられない。昨年秋、少年時代から見続けてきた民放テレビの音楽番組の放送時間が変更された。長年、日曜朝9時からだったのが土曜、しかも宮城県は早朝6時(東京などは朝10時)に移動。曜日を間違え見逃したり、寝過ごしたりで、一時はすっかり縁遠くなった。
 1社提供のスポンサー企業は文化振興に熱心な上、人間尊重など独自の経営理念で知られている。しかし数年前から業界他社との統合問題で経営陣と創業家が対立するなど、番組のファンとしても心配し、行方を見詰めていた。
 今月、会社側と創業家側の折り合いがつき、他社との統合が進められるという記事が弊紙にも掲載されていた。経営環境が変化する中で、企業も時代に合わせて変わっていかなければならないということだろう。
 日々の紙面づくりにも通じる。インターネットの普及に伴う若者の新聞離れが指摘される中で、読者に支持される記事をどう提供していくか、前例にとらわれずに挑戦していきたい。
 くだんの音楽番組、本年度から宮城でも、土曜朝10時からになった。新しい習慣が、身に付きつつある。
(報道部次長 菅ノ又治郎)