決まっていたこととはいえ、あと1年足らずで消費税が10%になる。過去2回の先送りで、最初の約束からは4年遅れ。政府は「リーマン・ショックのようなものがない限り」と説明するが、前回だってリーマン級でもなかったはず。さすがに3度目はないと思いたい。
 度重なる延期のせいか、ことし9月の調査では中小企業の6割、大企業の4割は税率引き上げに向け「準備していない」。予定通りと宣言され、事業者はもとより、消費者の生活防衛策もいきおい熱を帯びる。
 住宅エコポイントが復活しそうだし、自動車も需要喚起策がありそう。買い替えるなら時期を慎重に見極めなければ。
 店内の飲食コーナーで食べるかどうかで税率が違うだの、カードで買えば2%還元だの、何だか面倒くさい。子どもやお年寄りやカードを作れない低所得者、地方の零細商店は? 災害で通信不能になったら?
 「痛税感」を和らげるあれやこれやの景気下支え策が日々取り沙汰される。なるべく手厚く、分かりやすくお伝えしていきたいところ。肝心の税金の使い道にも、目を光らせないと。
(整理部次長 阿久津康子)