青森県深浦町のご当地グルメ「深浦マグロステーキ丼(マグステ丼)」が10月17日、販売20万食を達成した。2013年6月発売で、人口8300の町への経済効果は総額11億3000万円。取材に同行した。
 町役場内のレストランで歓待してくれた鈴木マグロー観光課長補佐(46)は「当初は1年1万食が目標。町内7店舗が切らさずに提供し続けた成果です」と説明。「町協賛の仙台での楽天1軍公式戦『白神山地とマグロの町・深浦町ナイター』も好評。河北さんにお世話になった」と話した。
 波及効果も出た。観光客の滞在時間が延び、水揚げ量県内1位のマグロさながら周辺を回遊するという。
 自分も途中、「男はつらいよ奮闘篇」のロケ地のJR五能線驫木(とどろき)駅や田野沢小跡地を訪ねた。隣の鯵ケ沢町では、つげ義春が1969年春に旅して描いた「リアリズムの宿」(73年発表)を思わせる廃屋を見つけた。旅情たっぷりだった。
 マグステ丼を試食。刺し身と片面、両面焼きクロマグロ計120グラムをワサビしょうゆ、辛みそなどのたれに付け、長芋、錦糸卵、マグロ節の小丼に載せる。味わい深く、税込み1500円。
(青森総局長 長内直己)