「いやあ、もうすぐですね。毎年、楽しみにしているんですよ」。先日、タクシーに乗った際、顔見知りの運転手さんから、こう切り出された。
 正月の紙面のことだ。まずは、厚さと重さがたまらないらしい。通常の新聞に加え、スポーツや文化などの特集があり、広告のチラシも半端ではない。「どこからどう手を付けるか、迷いながら道筋を考える時間が好きです。1年の計画を立てるみたいで」
 後は新聞発行のない2日を含め、じっくり読み込むのだという。その年がどういう位置付けなのか、背景には何があり、将来はどうなっていくのか。政治、経済、外交、暮らし、スポーツ。各分野を結び付けて時代を把握していく。
 さらに楽しみなのは1年後だとか。「自分の予想がどうなったか、照らし合わせるんです。そのためには正月にしっかり目を通すことが欠かせません」
 正月の紙面作りは10月に始まった。締めくくりとなる平成という時代の検証や2020年の東京五輪・パラリンピックなど、盛りだくさんの内容だ。心待ちにする皆さんの期待に応えるものをお届けしたい。
(整理部次長 細谷隆)