11月、ラグビー日本代表が英国でテストマッチ2試合を戦った。結果はイングランドに逆転負け、ロシアに辛勝。攻撃力は評価されたが、ミスが目立った。この調子では日本開催の来年のワールドカップ(W杯)で8強に届かない、と厳しい見方もある。
 1987年の第1回から2011年の第7回W杯まで日本はわずか1勝しかしていない。体の小さい日本人はラグビーに不向きとの声もあった。第2~5回大会で日本代表だった元木由記雄氏が当時の雑誌に「体がぶつかった後の押し込み強さなど外国人との根本的な違いを感じた」とコメントしていた記憶がある。
 しかし15年の第8回大会で日本は歴史的3勝を挙げた。このためか、来年の自国開催での成績に期待が高まる。ニュージーランド出身で日本国籍を取得した日本代表主将リーチらや、日本に3年以上住んだことで代表入りした大柄な外国籍選手の存在も日本の伸長の背景にあるだろう。
 パスとキックを駆使して防御網を抜ける速い攻めが小柄な日本に定着しつつある。屈強な相手を手玉に取る姿が見られるか。成長ぶりを注視したい。(スポーツ部次長 本多秀行)