新年を迎えた大崎市、街の中が少しそわそわしている感じがする。理由は、3月に甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する第91回選抜高校野球大会の21世紀枠東北地区候補校に地元の古川が選ばれているから。甲子園初出場が懸かる発表日の25日が、目前に迫る。
 強豪校の私立高の関係者の方々には申し訳ないが、秋田出身の私は、やはり公立校びいき。文武両道の古川の出場に期待している。
 秋田県勢として103年ぶりに準優勝した金足農の活躍が記憶に新しい。母校も過去に何度か、甲子園出場を果たした。プロ野球選手も輩出しているが、いわゆる野球留学生はいない雑草軍団。めったに出場がかなわないからこそ、喜びはひとしおなのだ。
 大崎市からは、東日本大震災の年の夏に古川工が甲子園出場を果たした。建物被害が多数に及んだ街をスポーツの力で元気づけた。
 新春の第95回東京箱根間往復大学駅伝の3区で、古川工OBの帝京大1年の遠藤大地選手が8人抜きの快走を見せた。「遠藤選手に続け」。地元では、そんなエールを送って古川の甲子園出場に期待し、吉報の日を待っている。
(大崎総局長 大場隆由)